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ソフトウェアと人間どちらのほうがソフトか.【前編】

ソフトとは

ここでいうソフトとは,変更しやすさを指す.本記事ではソフトウェアの設計の話をしないので注意. 文脈的には企業でのDXを行う際に,ソフトウェアのロジックに追記を行うか,組織のフローを変えるかどちらが良いか的な話である. データなどはないのでいわゆるポエム記事である.筆者はITエンジニアなので気持ちそっちによった記事です.

本記事でのDXのゴール

世の中ではさまざまなDXの定義があると思うが,本記事での定義は 「組織全体のあらゆる工数を最小化する」がゴールの一つであると考えている. 他にも,「データを蓄積しやすくし,データを分析し新しいビジネスを生み出す」などデータを活用して組織やビジネスを変革(Transformation)するといった文脈でも使うが本記事では「組織全体のあらゆる工数を最小化する」をゴールとしてみる.(それってIT化ではという話はあるが...)

gpt4パイセンの意見A

とりあえずGPT4に上記の文章を放り込んでみた.

企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の文脈で、変更しやすさを基準に「ソフトウェア」と「人間(組織のフロー)」のどちらがより「ソフト」かを考慮すると、一般的には以下のような視点から考察できます。

ソフトウェアの変更しやすさ

  • 柔軟性:ソフトウェアはコードを編集することで機能を追加、修正、または削除できます。このプロセスは比較的迅速に行うことが可能です。
  • スケーラビリティ:デジタルシステムはスケールアップやスケールダウンが容易で、事業の成長や変化に応じて容易に調整できます。
  • 自動化の可能性:多くの業務プロセスはソフトウェアによって自動化可能で、効率化を図ることができます。

人間(組織のフロー)の変更しやすさ

  • 文化的・行動的変化:組織のフローや文化を変更することは、従業員の態度や行動パターンに影響を及ぼし、時間がかかる場合が多いです。
  • 抵抗と適応:新しい変更に対して従業員からの抵抗が生じる可能性があります。また、適応には教育とトレーニングが必要となります。
  • 持続可能性:組織の変更は持続的な努力が必要であり、継続的なコミュニケーションとサポートが重要です。

総合的な考慮

  • 変更のスピード:ソフトウェアの変更は比較的迅速に行うことができますが、組織のフローを変更することは時間と労力を要します。
  • 影響範囲:ソフトウェアの変更は特定の業務プロセスやシステムに直接影響しますが、組織のフローを変更することは、より広範な影響を及ぼす可能性があります。

結論として、変更しやすさを基準にすると、一般的にはソフトウェアの方が人間(組織のフロー)よりも「ソフト」と考えられます。ただし、実際には組織の特定の状況やニーズによって、最適なアプローチは異なる場合があります。

なるほど.人間の文化や行動パターンを変えることは難解であるためソフトウェアのほうがソフトだろうという話.ただし上記の議論では,IT人材不足で組織に保守する人が少ないということが抜けているのでそれを追加してみよう.

IT人材不足であることを考慮に入れる

IT人材不足を前提とした場合、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)においてソフトウェアと組織のフローの変更しやすさを比較すると、いくつかの重要な点が浮かび上がります。

ソフトウェアの変更しやすさ(IT人材不足を考慮)

  • 専門技術の必要性:ソフトウェアの変更や開発には専門的なITスキルが必要です。人材不足の状況では、必要な技術を持つスタッフの確保やアウトソーシングが課題となります。
  • 開発リソースの制約:限られたITリソースのもとでは、ソフトウェアの変更や新規開発のプロジェクトが遅延する可能性があります。
  • コストと時間:適切なIT人材を確保するための追加コストや、新たなスタッフのトレーニングに必要な時間が増加する可能性があります。

人間(組織のフロー)の変更しやすさ(IT人材不足を考慮)

  • 非ITスキルの活用:組織のフローを変更する際には、ITスキルに依存しない他のスキルセットが重要になります。コミュニケーション、プロジェクト管理、リーダーシップなどのスキルが活用されます。
  • 内部リソースの活用:既存の従業員やチームを活用して組織変更を実施することで、外部からの人材確保に関連するコストや時間を節約できます。
  • 文化的変化の重要性:組織の文化や行動の変化はITスキルとは無関係に進めることが可能で、長期的な組織の効率性や柔軟性を向上させることができます。

総合的な考慮

  • リソースのバランス:ソフトウェアの変更は専門的なスキルを必要とするため、IT人材不足の状況では挑戦的です。一方で、組織のフローの変更は既存の従業員のスキルや経験を活用でき、より現実的な選択肢となるかもしれません。
  • 長期的な視点:IT人材の育成や外部リソースの活用により、長期的にはソフトウェア変更の能力を内部で構築することも重要です。

結論として、IT人材不足の状況では、ソフトウェアの変更よりも組織のフローを変更する方が「ソフト」であり、現実的なアプローチとなる可能性が高いです。ただし、組織の具体的な状況や長期的な目標に基づいて、最適な戦略を選択する必要があります。

ITエンジニア的には好みの回答がきました. ただし「組織の文化や行動の変化はITスキルとは無関係に進めることが可能」とのことだが,組織をより最適にする人事や組織論的なスキルセットとITスキルのどちらが希少であるかは注意が必要そうだ.

解決策

ここまではGPT4のそれっぽい納得できそうな話だけだったので,自身の薄っぺらい経験とどうするかの種をとりあえず並べようと思う. ちょっと記事がながくなりそうなので,概要だけ書いて続きは後編に任せようと思う.

  • ITエンジニアはコモンズなのかもしれない
  • ロジックの上にITを乗せるのではなく,ITの上にロジックを乗せることを前提にすること

気になった方は,あまり期待せずに後編へ(WIP)

以上